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血液製剤の安全対策体制は薬害エイズ・薬害肝炎の反省のうえに敷かれている
血液製剤は、赤血球、血小板、蛋白成分、血液凝固因子といった血液成分の量や機能が低下した時にその成分を補う補充療法に用いられ、現代医療にとって不可欠なものとなっています。そしてその原料は言うまでもなく、人の血液です。
血液製剤を供給する現在の血液事業には、薬害エイズと薬害肝炎の反省が込められています。安全対策が強化され、生産や流通も通常の医薬品とは異なる体系が確立されています。
この教材を通して、薬害への反省から敷かれた血液製剤の安全対策体制を学び、現代医療に大きく貢献する血液製剤の安全性の確保がいかに重要かを再認識するきっかけとしましょう。
教材仕様
フォーマット:パワーポイント(pptx)、 確認問題正誤10問付(docx)
ダウンロード形式:zip(圧縮ファイル)
備考:35枚 解説ノート付
再生時間:約23分
発行月:2021年12月
目次
◆本編の前に
◎献血の経験についてのアンケート調査
◎「献血」とは
◆血液製剤の基本知識と適正使用
◎血液製剤の種類と用途
血液製剤の種類
主な血液製剤とその用途
◎血液製剤の適正使用の重要性
血液及び血液製剤に関するWHO決議
アルブミン製剤と免疫グロブリン製剤の自給率の推移
血液製剤の適正使用に関する指針
◆血液製剤の安全対策体制
◎血液事業のあゆみと輸血後感染症の歴史
日本の血液事業のあゆみ(輸血医療のはじまり~血液銀行の設立)
日本の血液事業のあゆみ(売血による血液製剤の品質低下~献血体制の確立)
日本の血液事業のあゆみ(薬害の発生~新たな法制度の整備)
◎血液製剤に関する安全対策の仕組み
血液法の基本理念
血液製剤に関する薬事法と血液法の関係
特定生物由来製品の概念図
生物由来製品に「上乗せ」される安全対策
◎血液製剤供給までの流れ
採血から血液製剤供給までの流れ
◎献血から血液製剤が製造されるまでの安全対策
血液製剤製造までの安全対策の概要
安全性に関する検査項目
◆感染症報告と遡及調査
◎副作用・感染症報告と因果関係の調査
血液製剤の副作用および感染症報告の体制
遡及調査とその種類
受血者からの遡及調査の流れ
供給者からの遡及調査
ウイルス種とウインドウ期
◎血液製剤による感染症報告状況
HBVに関する報告状況
細菌に関する報告状況
HEVに関する報告状況
◎感染被害の救済制度
生物由来製品感染等被害救済制度の概要
◎MRの皆さんへ
◆出典